癒しの宿 商品
こうした旅館の主な特徴としては、くつろぎやすい設計の温泉に加え、マッサージやスパなどのリラクゼーションサービスが充実していること。
また利用者は女性が多いことから、マッサージをセットにしたレディースプランなどを用意していること。お料理もヘルシーなものやデザートが充実していることが多いようです。
カップルで行くのはもちろん、女友達でわきあいあいと行くのも良し。もちろん、一人で今までの疲れを癒しに行くのも良いでしょう。
逆に癒されないかも
結論から言いますと、読みながら悩みました。本物の温泉を求道者的に追及している姿勢は頭が下がりますが、温泉に行ってみたいと言うほのぼのとした気分には決してなれない本と言えます。全編の90%は著者の考えるまがいものの温泉に関する批判記事になっており、それはそれで正しいのでしょうが読んでいて楽しくはありません。ある程度は私も温泉の現実は知っていると自負しております。だからこそ逆に”癒しの温泉”というタイトルに引かれたのですがこれではタイトルを”行ってはいけない!温泉”とでもしたほうが内容にあっているように思います。
にせものの温泉の肩を持つ気はさらさらありませんが、温泉業界にも業界なりの影の部分があります。源泉を独占する老舗旅館組合があったり、湧出量が近年激減してきた温泉街もあります。由布院にしても新参者は井戸も掘れません。又最近の旅館業界の経営難は世間で思われる以上に厳しいものがあります。こういう厳しい経営環境のなかで各旅館、又旅館街は生き残りの必死といって良いでしょう。そういう経営努力が時として度を越す場合もあると思われます。ただ現実として”源泉かけ流し”という恵まれた環境の旅館はそれほど多いわけではありません。結果循環させる、塩素殺菌に頼る、加水するといった策をとらねば”温泉”として立ち行かないことになります。
著者は温泉の真摯な探求者であることは疑いえません。一方、私を含めた数多くの人々は温泉で安らぎを得る要素として、温泉の質を筆頭に、料理、サービス、意匠、寝心地といった多面的な評価をするのではないでしょうか。温泉のみが唯一の安らぎの対象とはみません。
温泉にに行くと言っても年に1度や2度、多くても数度しか行かないわけですから、温泉に効用を求めるといったところがどれほど効果があるのかたかが知れていると居直っている私ですが、さすがに”大量の塩素”は避けたいところです。
天然のままの温泉に入ろう!
厳選された宿96軒にある温泉宿で本書を見かけて購入しました。
本書では、天然のままの温泉に入ることを強調しています。
というのも、地下から湧き出るものには還元力があるからです。
現在の温泉の多くは、地下からムリに汲み上げていたり、
少ない湯量を循環させて使うために塩素殺菌したりして、
天然のままの温泉に入ることが難しい。
こちらの宿でなくてもよいですが、一度は体験してみて
ください。温泉へのイメージが変わりますので。
「本物の温泉」と「マガイモノの温泉」
「本物の温泉」について、温泉博士である著者が
情熱的に語る本。
著者はまず、温泉の現状とあるべき姿について
詳しく語ります。
「本物の温泉」すなわち源泉率の高い温泉と
「マガイモノの温泉」すなわち大量の塩素を投入したお湯や
機械で何度も循環させたお湯を使用している温泉の違い。
「本物の温泉」の免疫力を高める効用と
「マガイモノの温泉」の塩素や有害物質による害について。
著者の「本物の温泉」に対する情熱はつよく
ふつうの温泉好きである自分には、マニア度が高すぎる感じでした。
温泉宿にもやはり、設備的・建築的楽しみや、
料理の美味しさ、利便性を要求してしまうのですが。。
「マガイモノの温泉」の害については恐ろしく
お湯について、もう少し調べようと思いました。
平成温泉旅館番付つき。
温泉の鑑識眼をいかに磨くか
先日、過去に行った温泉の中でも指折りだと思っていた九州の秘湯に再び行く機会があった。湯上りの売店でふと目に留まった一冊がこれ。めくってみるとその温泉も紹介されていたので記念にと買ったが、実に読み応えがあった。
なぜその温泉がそこまで気に入ったのか。改めて考えもしなかったのだが、読了して納得した。自分の中にある「温泉DNA」が、その温泉の「ホンモノ度」に反応したのだと。
著者の定義では源泉をかけ流すのが「ホンモノの温泉」だが、残念ながら現状の温泉法ではそうではない多くの湯も「温泉」を名乗れる。数ある「温泉」の中からどうやって「ホンモノの温泉」を見分けるか。そんな鑑識眼を磨くことで、まがい物の温泉にだまされにくくなるという、まことに実用的な本である。
温泉学入門書。
著者は1949年生まれの、札幌国際大学観光学部教授(温泉学)。
増加する「まがいもの温泉」を怒り、憂える。
展望大浴場、ジャグジー、露天風呂等について、厳しくその本質を問う。
温泉法の甘さを指摘し、本来の温泉とは「源泉100%利用でかけ流し」と言い切る。
温泉とは何であるかを考えさせられました。
(但し1章から4章が温泉論。5章のみが温泉宿の紹介で、タイトルと内容がやや不一致?)




